SENSEKAI有給インターン制度 学生インタビューレポート

株式会社SENSEKAIでは、学生が実務を通して「開発の基礎力」と「設計意図を理解する力」を身につけられる有給インターン制度を運用しています。今回、Laravelを用いたプロダクト開発に参画する滋賀大学4年生のインターン生が、これまでの学びを自身の言葉で語ってくれました。その成長の軌跡をご紹介します。
有給インターン制度について
本制度では、実際の開発プロジェクトに参加し、フロントからバックエンド、DB設計、テスト工程までを一貫して経験します。先輩エンジニアのレビューや設計意図の説明を通じて、単なる「体験」ではなく「再現性のある成長」を目指しています。
学生の声(滋賀大学 4年生)
有給インターンを通じて、私は「動くコード」を書くこと以上に、「なぜそう設計するのか」を考える姿勢を学びました。はじめはLaravelの環境構築からつまずき、WSL2やDocker、Sail、.envやSSLの設定、Gitのブランチ運用など、入口で何度も足を取られました。けれどエラーの原因を仮説→ログで検証→最短で修正、という流れを繰り返す中で、エラーは怖いものではなく学びの起点だと実感しました。
開発では、Livewire・Alpine.js・Tailwindを組み合わせてモーダル、検索・ソート、CSV出力、ページネーション、更新・削除などを実装。最初は「画面を表示させる」だけで精一杯でしたが、次第にIDと表示値の使い分け、連想配列やkey/valueの設計、mountの使い所、フォーム再描画時の挙動など、見えないところの設計が成果を左右することを体で理解しました。DBまわりでは、リレーションとJOINの使い分け、別名(AS)での結合、サブクエリ、1対多・多対多の考え方を学び、必要なデータを“取れる形”に整える難しさと面白さを知りました。
ある画面では、要件追加や大幅修正もあり、完成までの「あと一歩」が長いことを痛感しました。自分の見通しの甘さから作り直しになった場面もありましたが、テスト仕様書を自ら作って丁寧に確認すること、コードを「なぜここでこの書き方か」まで言語化することを通じて、理解がぼやけた箇所を一つずつクリアにできました。助言をいただきながらも、まず自分で試行錯誤してから相談する、という姿勢も身につきました。
振り返ってみると、私は「写経」から「設計の意図を持って書く」段階へと少し進めたと思います。まだ、コーディングの丁寧さやDB設計の解像度は足りません。それでも、課題を分解し、手を動かして検証し、必要なら設計に戻る――このサイクルが自分の中に根づき始めたことが最大の収穫です。今後は、要件の背景や利用者の操作をより強く意識し、最初から“変化に強い”設計を選べるよう、基礎力を積み上げていきます。
開発メンターよりコメント(SENSEKAIエンジニアチーム)
課題に正しく悩み、仮説検証のプロセスを自走して進められるようになったことが大きな成長です。設計意図を理解しようとする姿勢が定着してきたので、今後は「誰のための機能か」という視点が加わるとさらに開発の質が高まるはずです。
成長のポイント(まとめ)
学びのテーマ | 成長のポイント |
|---|---|
エラー対応 | 仮説→ログ→修正の思考プロセスを確立 |
UI実装 | Livewire×Alpine.jsの役割理解と責務分離 |
DB理解 | JOIN / リレーション / サブクエリの選択基準を習得 |
設計視点 | IDと表示値の分離、key/value思考の定着 |
自走力 | 「調べる→試す→相談する」の順序が自然に |
今後について
SENSEKAIは、挑戦する学生が「わからない」を恐れず一歩前に進める機会と伴走環境を提供し続けます。今回の学びを踏まえた次の開発フェーズでも、より主体的に設計へ関与し、開発者としての視点を磨いていきます。
インターンシップ/新卒採用について
実務に挑戦しながら「設計や思考プロセスまで理解できる力」を身につけたい学生を募集しています。
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※本記事のサムネイル画像は、個人の顔情報をAIに学習させるリスクを避けるため、生成AIによって制作されています。当社では、プライバシー保護の観点から、人物写真の学習対象化を防ぐ配慮を行っています。